イエベとブルベは何が違う?まず結論から
イエベ(イエローベース)は肌の色みが黄み寄り、ブルベ(ブルーベース)は青み・ピンク寄りの人を指します。生まれ持った肌・瞳・髪の色と調和しやすい色のグループをパーソナルカラーと呼び、その大きな2分類がイエベ・ブルベです。イエベの人は黄みを含んだ暖かい色(コーラル、ベージュ、カーキなど)を身につけると肌がなじんで見えやすく、ブルベの人は青みを含んだ涼しげな色(ローズピンク、ラベンダー、ネイビーなど)で顔色が明るく見えやすい、というのが基本の考え方です。
さらに細かく分けると、イエベは春(スプリング)と秋(オータム)、ブルベは夏(サマー)と冬(ウィンター)の計4シーズンに分類されます。まずは自分がイエベ寄りかブルベ寄りかをセルフチェックで把握し、そのうえで4シーズンのどれに近いかを見ていくのがスムーズです。
定番セルフチェック5項目
自宅でできる代表的なチェック方法を5つ紹介します。1つの結果だけで決めつけず、多く当てはまった方を「自分の傾向」として捉えるのがポイントです。
- ① 手首の血管の色:手首の内側を自然光で見たとき、血管が緑っぽく見えればイエベ傾向、青や紫っぽく見えればブルベ傾向とされます。どちらとも言えない場合は、黄み・青みのどちらにも偏らないニュートラルタイプの可能性があります。
- ② ゴールドとシルバーのアクセサリー:両方を肌に当てて比べたとき、ゴールドが肌になじむならイエベ、シルバーの方が肌が明るく見えるならブルベの傾向です。ネックレスやピアスなど顔に近い位置で比べると分かりやすくなります。
- ③ 白Tシャツは純白かオフホワイトか:真っ白(純白)を着ると顔色が冴えて見えるならブルベ、少し黄みがかったオフホワイトやアイボリーの方が肌がきれいに見えるならイエベの傾向です。手持ちの白い服を2種類並べて鏡の前で比べてみましょう。
- ④ 日焼けの仕方:日に当たると小麦色に焼けて色が残りやすい人はイエベ傾向、赤くなってあまり黒くならない人はブルベ傾向といわれます。ただし日焼けの反応は肌質による個人差も大きいため、あくまで補助的な目安と考えてください。
- ⑤ リップの得意色:コーラルピンクやオレンジ系のリップが顔になじむならイエベ、青みピンクやローズ系の方が垢抜けて見えるならブルベの傾向です。同じ「ピンク」でも黄み寄りか青み寄りかで印象が大きく変わります。
5項目のうち3つ以上が同じ方向を指していれば、その傾向がかなり有力です。結果が割れる場合は、次の4シーズンの特徴も合わせて総合的に判断しましょう。
4シーズン(春夏秋冬)の特徴と似合う色
イエベ・ブルベはさらに、色の「明るさ」や「鮮やかさ」によって4タイプに分かれます。代表的な特徴を早見表にまとめました。
| タイプ | 似合う色の例 | 苦手になりやすい色 | 得意なアクセサリー |
|---|---|---|---|
| イエベ春 (スプリング) | コーラルピンク、アイボリー、ライトオレンジ、明るい黄緑 | 黒や濃いグレーなど暗く重い色、くすんだ色 | 明るく輝くゴールド |
| ブルベ夏 (サマー) | ラベンダー、ベビーピンク、スカイブルー、ローズ | 黄みの強いオレンジ、カーキ、こっくりしたブラウン | シルバー、プラチナ、パール |
| イエベ秋 (オータム) | テラコッタ、キャメル、カーキ、マスタード | 青みの強いパステルカラー、真っ白 | マットで深みのあるゴールド |
| ブルベ冬 (ウィンター) | ロイヤルブルー、純白、黒、ビビッドピンク | 黄みのベージュ、くすんだオレンジ | シルバー、輝きの強いストーン |
同じイエベでも、春は「明るくクリアな色」、秋は「深みのある落ち着いた色」が得意という違いがあります。ブルベも同様に、夏は「ソフトで優しい色」、冬は「鮮やかでコントラストの強い色」が得意です。
セルフチェックの精度を上げるコツ
同じ人でも、環境しだいで肌の見え方は大きく変わります。判定のブレを減らすために、次の条件をそろえてチェックしましょう。
- 自然光の下で行う:昼間の窓際など、自然光が入る場所がベストです。オレンジ色の照明の下では誰でも黄みが強く見え、蛍光灯の色によっても結果が変わってしまいます。
- すっぴん(または薄化粧)で見る:ファンデーションやチーク、カラーコンタクトは本来の肌・瞳の色を隠してしまいます。メイクを落とした状態で確認するのが基本です。
- 白い紙や布を顔の下に当てる:胸元に白いものを当てると色の比較基準ができ、顔色の変化に気づきやすくなります。
- 髪色の影響を減らす:明るく染めた髪は顔まわりの印象を大きく変えます。可能なら髪を後ろでまとめるか、白い布で覆って判定しましょう。
- 日焼け直後や体調不良のときは避ける:一時的に肌の色みが変わっている状態では、正しい傾向がつかめません。
プロ診断との違いと、セルフチェックの限界
プロのパーソナルカラー診断では、ドレープと呼ばれる色布を何十枚も顔の下に当て、顔映り(肌ツヤ・くすみ・輪郭の見え方など)の変化を直接比較して判定します。近年は4シーズンをさらに細分化した16タイプ分類などもあり、「イエベ秋だけれど明るい色が得意」といった細かい個性まで分かるのが強みです。
一方セルフチェックは、あくまで自分の傾向を大まかにつかむための方法です。イエベ・ブルベのどちらとも言い切れないニュートラルな人も一定数いますし、血管の色などは照明や体温でも見え方が変わります。セルフの結果は「絶対の正解」ではなく、コスメや服選びの出発点として活用するのがおすすめです。それでも、2択の傾向が分かるだけでリップやファンデーションの色選びの失敗はぐっと減らせます。
まずは質問に答えるだけの簡易診断で傾向をつかみ、迷いが残る場合や大事な買い物の前にはプロ診断を検討する、という順番が失敗しにくい進め方です。
よくある質問
- Q. イエベなのにブルベ向きの色を着たらだめですか?
- A. だめではありません。パーソナルカラーは「着てはいけない色のリスト」ではなく、「顔映りが良くなりやすい色を知るための目安」です。苦手系統の色を着たいときは、顔から離れたボトムスやバッグ・靴に取り入れ、顔まわり(トップスやストール、リップ)に得意色を持ってくると、好きな色と似合う色を両立できます。
- Q. パーソナルカラーは年齢で変わりますか?
- A. 黄み寄りか青み寄りかというベース自体は大きく変わらないとされていますが、加齢による肌トーンの変化や白髪・髪色の変化で、「似合う明るさ・鮮やかさ」の範囲が変わることはあります。昔診断を受けた人も、印象が変わったと感じたら数年おきに見直してみる価値はあります。
- Q. イエベ・ブルベは男性にも関係ありますか?
- A. あります。スーツやシャツ、ネクタイの色選びにそのまま活かせます。たとえば白シャツが浮いて見える人はオフホワイトに変える、ネイビーとブラウンのどちらのジャケットが顔映りするかで傾向を判断する、といった使い方ができます。ビジネスシーンの第一印象づくりにも役立つ知識です。